みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。
今日は"レッスンの最初の目標"、というテーマでお話ししたいと思います。
上達に目標設定は必須
何事にも言えることですが、ただ漠然と練習したり、レッスンに通っているだけでは成長・上達は芳しく有りません。
ドラムという楽器は基本的に伴奏楽器なので、一人でステージに出てソロライブ!というのはあまり見かけませんよね。
もちろんそういうスタイルの方もいるのですが、その場合であってもほとんどが本当にドラムだけ、ではなくて音源と一緒に演奏していたりします。
つまりピアノや合唱とは違い本当にソロだけでは成立しにくい楽器なのです。
その根本を理解していると、いかに曲や生身の人間とアンサンブルすることが大切か、そして楽しいか、が少し見えてくるかと思います。
私の教室では最初の目標はズバリ曲を叩けるようになること!
目標が決まればやるべきことが見えてくる
いきなり曲を叩けるようになるの?
と思われると思いますが、もちろんNOです(笑)
目標は曲を叩けるようになること。
ではそのためには何が必要で、どうすればいいか。
ここをレッスン、そしてその後基礎の部分になるわけですね。
曲を叩くというのはいわば基礎を応用した実践です。
そのためには基礎が必要になります。
具体的には、簡単な8ビートを数種類は叩けないと曲の演奏をすることは難しいので、
まず楽譜や8ビートの感覚になれる意味でもそこからスタートです。
その後はドラムの譜面だけでなく、曲全体の楽譜の読み方も知っておかないといけませんね。
繰り返しであったり、要はどのように楽譜が進行するのか。
ただ勘違いしてはいけないのは、これらの練習は過程であって目標では有りません。
ゆくゆく曲を叩いて楽しい!と思えるために必要な練習です。
曲を叩くのに最低限必要な練習を終えたら、さぁ!曲の練習です!
流れはだいたい同じ
練習はなんのためにやっているかと考えたときに、一番シンプルな答えは曲を叩けるようになりたいから、
だと思います。
レッスンがあるから、上手くなりたいから、ライブがあるから、
とかプロになりたいから、などなど全てひっくるめてもやっぱり曲を叩きたいからですよね♪
そのための練習も日に日にレベルアップしていくでしょうし、
その成果もあって叩けるようになる楽曲のレベルも上がっていく。
この流れは初心者でも、そうでなくても、はたまたプロであっても同じです。
ただ本当に長く続けているとそれなりに基礎はついてきます。
そうなると過程練習の時間の割合に比べて叩けるようになる曲数が格段に増えます。
どういうことかと言いますと。
例えば複雑な手足の16ビートのパターンが必要な今日があったとします。
まだ基礎がそこまでない場合は手足の16ビートのパターンを練習するところから始めます。
一方でその基礎はついてるよ、という方はどうでしょう。
いきなり曲全体の練習に取りかかれますよね。
振り切った例ですが、プロは当日始めてみる譜面、初めて聴く曲でもそれなりに形にします。
これは時間にしたら確かに差が出てきます。
ただここも勘違いしてはいけないのが、基礎がついている人も
その昔は時間を使って練習をしたことがあるからできるようになっているのです。
前もってちゃんと基礎、過程の練習しておけば、すんなり曲の練習ができるわけですね。
そういう意味でもやっぱり基礎の練習はとても大事です。
曲は楽しい!!
兎にも角にも、一人で練習するよりも、曲と合わせたり、生身の人間と合わせるほうが数倍楽しい!
この感覚は私自身ずっと変わらず、ですし、これからも変わらないでしょう。
そのために必要な練習をする。
レッスンでは今何がその人に足りていないか、
この曲を演るために必要な練習は何か、
そんなことを根本に考えて教えています。
習ったことで多くの曲を叩けるようになって、そして多くのやアーティストと出会える教室で有りたいと思っています。