みなさんこんばんは、MUSKAOドラム教室の茂木草馬です。
ここ数日間、本番にレッスン、レコーディングとコロナ以前のような日常を送っておりました。
当たり前だった車移動もここ最近はめっきり減っていたので、腰や足が疲れましたが、
どこか懐かしくもありました。
今日のブログでは9月12日に行われた"SATALL JAZZ FESTIVAL"をふり返ろうと思います!
まずはこのような状況の中御来場いただいた方、
そして配信で見てくださった方、ありがとうございました!
久しぶりのアプリコ
会場は大田区のアプリコ。
武蔵小金井からだと車でどんなに順調でも1時間はかかるかな、といったところ。
幸いこんな状況だからか土曜日なのに井の頭通りがNO渋滞(スゴイこと)だったのですが、
やはり流石に環八は少し流れが悪く(それでもいつもと比べるとだいぶマシ)結局1時間半くらいかかって到着!
基本的にホール系の会場には当然ですがドラムセットがなく、全て持ち込みになります。
マットから、スタンドから、椅子からもちろんドラムまで。
正直演奏よりもこの搬入と搬出が大変。
ピアニストは楽譜だけ持って来ればOKという現場もあったりで羨ましい(笑)
写真は自身のドラムセットで、JAZZ系の現場で重宝する比較的小さめのドラムです。
SAKAEというメーカーのドラムセットのトリロジーというシリーズ。
ホールの音響は難しい
アプリコに限らずコンサートホールは基本的にクラシック系の生楽器がよく響くように設計されていて、
僕ら軽音楽の楽器、特にドラムとは相性が悪いです。
というのもドラムはご存知の通りクラシック系の楽器と比べると、とても大きな音が出ます。
なので小さめに叩いていても他の楽器をかき消してしまうんですね。
この現場のフロントはオーボエ、フルート。
どうがんばってマイキングしてもドラムの圧勝なのです。
ということで僕自身も今までの経験で、
ホールでやるときはいくつかスティックの代わりに違う物を用意していきます。
実際に使用した、こちらはナイロン製のブラシ。
ドラマーの間ではその見た目からマロニーと呼ばれたりもしています(笑)
これは大変優秀。
叩いてもかなり音量が抑えられ、そして打点も感じやすい。(自身も、他の演者にも)
そして何よりワイヤーブラシとまではいかないにしても、打面をこする本来の使用法もいけるということ。
ホールで、フロントがクラシック系の楽器の時はこれで決まりです!
新しい要素がたくさんの本番
今回はピアノの稲荷くんのカッコイイアレンジあり、
ゲストにフルートの佐々木華さん、
ボーカルにNORIEさんといつものメンバーに加えて豪華編成でお送りしました。
新たな刺激や発見があることはミュージシャンにとってとても勉強になるし、何より楽しいです。
メンバーの稲荷くん、三木さんはもちろん、ゲストの方々も素敵な演奏でした!
そして違う観点から言うと、
今や新しいライブの基本となった人数制限&配信という形。
人数制限は表向きには解除される見通しですが、実際どの程度危険で、安全なのか、本当のところはわかりません。
楽しむはずのものが、責任を感じたり、ビクビクしながら聞いてもらうのも変な話です。
参加型で一緒に歌ったり、体を動かしたりしながら聴く音楽は、
僕ら以上にもっとシビアな選択を迫られています。
最近ようやくお客様の前でライブができるようになってきましたが、
これも当たり前ではないんだなとステージに立つ度に思います。
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