みなさんこんにちは!
GW明け、暖かい日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
本日は別コラム等でも書かせていただいたことのある、
オススメのスティックをご紹介したいと思います。
では早速も早速、参りましょう!
スティックには材質がある
スティックには大きく分けて、3種類の材質があると思ってください。
それぞれキャラクターが違うので、ご自分の好みに合わせて選びましょう。
- オーク
- メイプル
- ヒッコリー
この3種が代表的なものです。
では1つずつ特徴を見ていきましょう!
オーク
硬く、重い印象のある材質です。家具などにも多く使われていますね。
ジャンル的にはハードなものと相性が良いでしょう。
ちなみに僕自身はオークのスティックを常用したことは1度もありません(笑)
メイプル
少し柔らかく、軽い印象です。オークと正反対なものといえばいいかもしれません。
ジャンル的にはクラシック、ジャズ系と相性が良いでしょう。
僕の常用スティックはほとんどがメイプルです。
これは自身の仕事の大半がジャズ系であること、体型・指の大きさが小さいこと、
に起因してます。
ヒッコリー
程よい硬さ、そして程よい重さ。
ドラムスティックのシェアの大半はこのヒッコリーと言っても過言ではありません。
このジャンルでは使えない、というようなものがなく、バランスの取れた材質です。
僕自身もハードなものをやるときはヒッコリーを使うこともあります。
以上のことを踏まえると、
このスティック重くて使いづらいな?というような感覚が出てきたら、
メイプルを試してみたり、
反対に軽すぎるのかな?と思ったら
オークを試してみたり。。。
今までは
- ただなんとなく楽器屋さんで感覚的に選んでいた、
- なんか重く感じるから、なんか軽いやつを探していた、
- 店員さんや友人に勧められたから使っていた、
- ググってオススメに載ってるやつを使っていた、
という方も、少し選ぶ基準ができたと言いますか、
ある意味選択肢が狭まったのではないでしょうか。
様々な基準を知る
次に知っておいていただきたいことは、スティックの基準です。
世界的な基準となっている、ビックファース社の5Aというモデルがありますが、
そのスティックの仕様を元に考察していきます。
- 材質 ヒッコリー
- 太さ×長さ 14.4×407mm
- 重さ 50g 前後
となっています。これらが基準になっているという事ですね。
重さはやはり生物ですので多少前後が出てきます。
物によっては平気で~8グラムぐらいまではズレが出てきますので注意が必要です。
(やはり店頭で選ぶのが確実ですね)
これを基準にして考えていくと、
今お持ちのスティックがどんなキャラクターのものなのか、見えてくるのではないでしょうか。
やはり基準より長めの500mm以上の長さのスティックともなれば、
パワーは出やすいし、その分の質量も増えてくる。
これらは物理の要素も大きく絡んできますね。
それぞれの要素を逆手にとって考える事もしばしば。
選ぶときは要素を逆手にとって
例えば僕の現在常用しているスティックを選ぶまでの過程はこんなものでした。
少し太めの方でなおかつ、軽い方が良い。
そして長さは平均程度かほんの少し長いものが良い。
これらを踏まえると、
太いが軽い、というところが若干矛盾するところなので、まずオークは出てきません。
そしてヒッコリーはすべての要素が
他の材質と比べて相対的に比例し易い傾向(長くなれば重くなる、など。)にあるので、
これも外す。
となるとメイプルですね!
これは本来であれば太ければ重くなりがちなところを、
メイプルの特徴がカバーしてくれたイメージです。
そして反対に、短めのスティックがコントロールし易いけど、
軽くなってしまうのはパワーまで減るしなあ、、
というときはオークを選ぶと良いでしょう。
大概選ぶときに、短くて軽いやつがいい!
とか、
長くて重いものがいい!というような一筋縄ではいきません。
そんな時にそれぞれの基準や材質などの要素を逆手にとって、選ぶようにしましょう。
常用スティックをご紹介
ではここでオススメのスティックを何種か貼りたいところですが、
そうしてしまうと先ほどまでの話と齟齬が生じてしまうので(笑)
一応、僕の常用スティックをご紹介しますね。
こちらはベーター社から発売されている、山木秀夫さんモデルのスティックです。
かれこれ1年くらい常用しています。
- 材質 メイプル
- 太さ×長さ 14.7×406mm
- 重さ 45g 前後
先ほどの基準と比べてみても、差があることが分かると思います。
やはり特筆すべきはその軽さでしょう。
先ほどのスティックと比べて1mmしか短くないのに、平均5gほど軽いです。
もっというと個体差の中で43gほどのものを集めて使っています。
これもメイプルだからこそ実現できるわけですね!
また、太さも先ほどのスティックと比べて3mm太くなっていますが、
やはり上記と同様軽いです。
まとめ
いかがでしたか?
- スティックには大きく分けて3種の材質がある
- ビックファース社の5Aモデルを基準にしましょう。
- より細かくスティックを選ぶなら、要素を逆手にとって選びましょう。
まずはご自分でどんな要素が好みなのか洗い出してみましょう!
軽いけど、長い、
重いけど細い、
などなど。
そこからこのブログに沿って、ご自分のお好みのスティックに出会うきっかけができたら、
大変嬉しいです。
コロナが落ち着いたら、ぜひ楽器屋さんに行ってみてくださいね!